地域社会での音楽活動の取り組み 

7343baa0f0143372208fe159819876b6c481190e.jpeg

 テレビ朝日「題名のない音楽会」、愛知県知多市、ちたUMEブラス、サクソフォーンの上野耕平率いるぱんだウィンドオーケストラとの共演、見事な演奏だった。
 知多市では、教員の働き方改革はもとより、少子化も手伝ってか、市内の小中学校のブラスバンド部を廃止し、地域社会に根差した、ちたUMEブラスとして統合、地域社会に根差した音楽活動の拠点とした。
 こうした取り組みが大都市圏にも広まるか。地方都市のみで終わるか。これからの日本の音楽文化育成にも大きく影響する。地域社会に根差した音楽活動は、今後、様々な形で推進する取り組みが増えるだろう。こどもの貧困が深刻化、習い事を諦めるこどもが急増している。個人で音楽教室を構える人たちは生徒が来なくなった。ヤマハ・カワイの音楽教室にもこどもなどが集まらなくなった。ヤマハ・カワイの音楽教室の講師たちがタダ働き同然、ヤマハ社員・楽器店社員のハラスメントの実態も明らかになった。また、ヤマハ・カワイの教室も経営難で倒産した所が増えてきたこともある。
 労働者協同組合 ワーカーズコープに「おんがくのてらこや いたばし」プロジェクトを提案、安い月謝でピアノなどを習えるようにすること、学校の音楽の事業の補習もできるようにして、こどもたちの居場所となる「まちの音楽教室」として、音楽カフェ・ホールを併設して、地域社会のコミュニティとなる「まちの音楽広場」としても機能する場を作ろうと取り組んでいる。地域社会の音楽家たち、音楽好きの人たちなどがお金を出し合い、意見を出し合い、話し合って運営・経営する労働者協同組合形式で、手作りの音楽教室、音楽広場作りを進めている。
 こうした取り組みは、地方はもとより、大都市圏でも可能である。大都市圏でもヤマハ音楽教室の倒産の事例がある。教室でのハラスメントもなくして、意見を出し合い、話し合って経営・運営できる。地域社会の音楽家たちが立ち上がることが大切ではなかろうか。音楽家協会にも働きかけることも1つである。関心があるなら、地域社会のワーカーズコープ事業所に電話・インターネットで連絡して、行動を起こせる。音楽のワーカーズコープは作れる。
 知多市が部活動を地域社会に移行した取り組みが、地元の音楽家たちを巻き込み、豊かな音楽文化に発展するかはこれからである。ワーカーズコープが音楽家たちにも、協同労働の原理・仕組み、音楽家たちにも行動を起こす大切さを伝えてほしい。音楽家たちも仲間を作って行動し、仕事おこしができる。協同労働組合方式は、音楽の世界でも可能である。
 教師の働き方改革から始まった、地域社会の音楽活動がさまざまな形で発展できる。音楽家たちが行動して、地域社会を再生、かつ盛り立てていけるようにしたい。

この記事へのコメント