7拍子は面白い
テレビ朝日「題名のない音楽会」、今回は7拍子を取り上げた。7拍子、5拍子はスラヴ民族が好む拍子で、チャイコフスキー 交響曲第6番 Op.74「悲愴」 第2楽章、ムソルグスキー 「展覧会の絵」 プロムナード、プロコフィエフ ピアノソナタ 第7番 Op.83「戦争」 第3楽章、ショスタコーヴィチ オラトリオ「森の歌」などがある。強いて言えば、伊福部昭「ゴジラ」も7拍子である。クラシックても5拍子、7拍子の実例は少なくない。
今回の出演は、森迫永依(トーク)、U-zhaan(ユザーン)(プレゼンター、タブラ、カンジーラ)、伊賀拓郎(トーク、キーボード)、沖 仁(フラメンコギター)、多久潤一朗(フルート)小栢(おがや)伸五(ベース)、直井弦太(ドラム)、武藤景介(シタール)、新井孝弘(サントゥール)で、インド音楽、ポップスから7拍子を捉える企画だった。
その中でも、ビートルズ「愛こそ全て」も7拍子だったことを取り上げたことは重要である。ポップスでも7拍子を用いたものもある。そうした意味でも大きかった。
インド音楽では、7拍子が定番となっている。インド民謡「ラーガ・ヤマン」を聴くと、神秘さ・奥深さを感ずる。A.モレイラ「トンボ・イン・7/4」は、沖仁のギター、U-zhaan(ユザーン)のタブラ・カンジーラとのデュオで、インド音楽の楽器とギターが一体化して、味わい深い、見事な音楽を形作っていた。アメリカ民謡「アルプス一万尺」では、ジャズのノリか加わって、面白く聴けた。「テイク・ファイブ」は、5拍子のジャズの名曲、テレビ映画「スパイ大作戦」の主題は7拍子で、緊迫感溢れる音楽だったことを思い出す。
「ゴジラ」は、日本映画の傑作として、世界に広まり、上映されている。敗戦直後の日本を舞台とした「ゴジラ」も出た。アメリカが、「ゴジラ」を警戒していたことも明らかになった。1954年、アメリカによる水爆実験があり、原爆・水爆の恐ろしさを伝えんとして制作したため、批判が高まることを恐れただろうか。
伊福部が、「ゴジラ」の音楽で、はっきりとはいえないにせよ、7拍子の感覚を加えたことにより、映画音楽の傑作として、語り継がれることとなった。「ゴジラ」の緊迫感が迫ってくるとともに、日本の映画音楽史を語る上でも欠かせないものとなった。
ニーチェの言葉である。
「混沌を内に持つ者が躍動する星を生み出す。」
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