子どもの性被害を考える 名古屋芸術大学、來住尚彦学長のセクハラ事件を斬る

 NHK「あさイチ」で、子どもの性被害を取り上げた。ジャニーズ問題をきっかけに、子どもの性被害への関心が高まったことは嬉しい。しかし、子どもへの性被害が続く現実、性被害を受けた子どもたちが心の傷を抱えつつ、人生を歩む現実を改めて浮き彫りにした。
 性被害を受けた子どもが被害の実態を訴えることができるようになっても、傷は大きい。自分が信頼した大人から性被害を受けた子どもたちの傷は1番深い。日頃から子どもに接している学校の教師たち、学習塾の講師たち、スポーツクラブのコーチたち。日頃から信頼した大人から、思いがけないことをされた心の傷は癒されない。
 被害を受けた子どもたちへの精神的ケアについても、子どもに会う医師・カウンセラーを探すことも困難な実態もわかった。子どもたちだけではない。大人でも同じである。
 名古屋芸術大学で起こった來住尚彦学長のセクハラ事件は、大学内外に大きな傷を残した。事件が社会全体に及ぼした影響は大きい。受験生がどれだけ来るかわからない状況である。学生たちは事件の全体像への説明を求めている。教職員組合も解決に乗り出そうにも、社会性がない。來住氏がテレビマン時代、ジャニーズと癒着した人物であったことを理解していない。せっかく、学生の保護者がワニズアクションに連絡して、講演会を開催してもらって、席上、來住氏のセクハラ被害に遭った学生たちへの支援金を集め、手渡せるようにして、卒業後も支援できるようにするようにしようと尽力したことに対し、教職員組合が、ジャニーズ問題と絡めると解決が遅れると言って、断ったことには、社会性のなさを痛感した。イヴェントを開催したことが社会の注目を集めることすらわからない、大学教職員組合の世間知らずな体質では、セクハラ事件解決にもならないし、マスコミの注目度もなくなる。マスコミが取材に行くようにするには、イヴェントも1つの手段であることを理解してほしい。打ち上げ花火は効果が大きく、利用すべしである。
 今からでも遅くない。学生の保護者がワニズアクションに連絡したことをきっかけに、打ち上げ花火と言うべきイヴェントとして、ワニズアクションの皆さんに講演会を開催してもらって、席上、被害に遭った学生たちへの支援金を集めて、手渡してほしい。卒業後も支援を続けるようにして、これからの人生を支えてほしい。
 名古屋芸術大学の教職員組合・学生・保護者・卒業生の皆さん、イヴェントという打ち上げ花火を上げ、マスコミの注目を集めることが1番の道である。皆さんが団結して、声を上げて行動することが、來住氏のセクハラ事件解決・被害学生たちへの支援への近道である。打ち上げ花火を活用して、経営陣に一泡吹かせる効果は絶大である。マスコミが一層注目する。事件の風化を防止できる。
 打ち上げ花火を活用して、経営陣への反省を求めると同時に、経営陣全体の刷新、來住氏に学長を辞任させ、名古屋芸術大学から立ち去ってもらえる1番の手段である。打ち上げ花火を放ってほしい。

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