來住尚彦氏はチンピラにすぎなかった 名古屋芸術大学、來住尚彦学長のセクハラ事件を斬る

 名古屋芸術大学、來住尚彦氏のセクハラ事件を追及して1年になる。年末、SMAPメンバー、中居正広のセックス・スキャンダルまで出た今、テレビ局の体質も問題となっていることを思うと、來住氏の事件は、新たなジャニーズ問題であることは当然である。
 フジテレビだけではない。テレビ局全体が大物タレントなどの出演のためには、アナウンサー・局員たちが接待に当たっていた。接待で出世できるという体質が、芸能事務所などとの癒着を産み出した。テレビマンたちが芸能事務所などと癒着して、性疑惑も抱え込んでいる可能性が高いだろう。
 1960年代から1970年代にかけて、渡辺プロダクションが日本の芸能界を牛耳り、テレビ局をはじめ、いくつもの番組を持っていた。渡辺プロダクションの一極支配を打ち破るため、日本テレビが、1971年から1983年まで「スター誕生」、1980年から1986年まで「お笑いスター誕生」を創始して、多くのスターたちを輩出する一方、1980年代、ジャニーズ事務所が台頭して、放送界を牛耳るようになった。一般人がスターとして、芸能界で活躍できる番組ができても、ジャニーズの台頭で役割を終えることとなった。
 ジャニーズの芸能界・テレビ界支配が強固になるにつれ、ジャニーズと癒着するテレビマンが増加したことも当然である。中居正広のセックス・スキャンダルについても、過去に女性を妊娠、流産させていた事実も浮かび上がった。この時、SMAPのリーダーとなり、木村拓哉と人気を2分していた。女性の妊娠が知られると、自分の身が危くなって、ジャニーズが揉み消した経緯がある。SMAPが解散、中居も独立した。独立して、タレントとして活動を続ける中で、今回のセックス・スキャンダルとなったことが肯ける。
 來住氏がテレビマン時代、ジャニーズと癒着したことは、ジャニー喜多川に可愛がられたと言って、顰蹙を買ったことから明らかになった。早稲田大学理工学部出身とはいえ、ほとんどアルバイト・家庭教師で、学業も修めていなかった。アート東京を設立、代表理事になったとはいえ、芸術への関心・理解度は低い。來住氏がひき起こしたセクハラ事件への抗議として、美術領域の学生たちが開催した展覧会を取材しようとやって来たジャーナリスト、関口威人氏が門前払いとなった。関口氏は早稲田大学理工学部、大学院まで進み、論文もある。來住氏と比べても、関口氏が格上であり、大学学長に相応しい。來住氏はチンピラに過ぎなかった。
 アルバイト・家庭教師がほとんど、学業も修めていない、口だけのチンピラを大学学長にするようなら、名古屋自由学院理事会は終わったも同然である。アート東京を設立、代表理事だったとはいえ、芸術の価値もわからないチンピラは、大学にはお呼びではない。展覧会を取材にやって来て、門前払いを食わせた関口氏が大学学長としての資格がある。そのような人物を大学学長に迎えた方が、大学の信用・名前・品格を保てるはずである。
 ジャニーズと癒着、セクハラ事件を引き起こした、口だけのチンピラに過ぎない來住氏には、1日も早く、名古屋芸術大学学長を辞任して立ち去ってほしい。作曲家、宮川彬良氏を学長に迎え、人材育成力で大学再建を進めた方が、名古屋芸術大学の信用・名前・品格を取り戻せる。名古屋芸術大学問題のみならず、東京の上野学園問題についても、進展があれば報告したい。
 皆さま、よいお年をお迎え下さい。

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