動き出した学生の保護者 名古屋芸術大学、來住尚彦学長のセクハラ事件を斬る

 元ジャニーズ・タレントの長渡廉二氏のメッセージを名古屋芸術大学の教職員・学生・保護者・卒業生の皆さんに送り、來住尚彦学長のセクハラ事件を風化させてはいけないことを呼び掛けた。学生の保護者が行動を起こしてくれたことは第1歩である。
 あのメッセージが届き、セクハラ事件を風化させたら、名古屋自由学院理事会の思うつぼであることを感じた。すぐに送り、名古屋芸術大学の教職員・学生・保護者・卒業生の皆さんが立ち上がるよう、呼び掛けた。それに呼応して、学生の保護者が立ち上がった。どんな形で実現するかはこれから次第である。
 それ以上に、名古屋芸術大学の教職員・学生・卒業生の皆さんにも行動を起こしていただきたい。自分たちの学校の名前・信用・品格を守る為にも、長渡氏のメッセージを読み、行動する時である。このまま、來住氏を学長にしていいかが問われる。來住氏が学長のままでいてほしいとは、誰も願っていないはずではないか。
 フリーライター、今一生氏も支援に当たっている。元ジャニーズ・タレントの皆さんに講演会を開いていただき、講演会での席上で、來住氏のセクハラ事件に遭った学生たちへの支援金を集め、手渡すことができる。学生の保護者が行動を起こした今、教職員・学生たちも連帯・行動する時が来た。ひるんではいけない。
 今氏は次のように指摘する。
「差別主義者(ヘイタ―)と戦ってる人でも、『子ども差別』には鈍感なところがある。子どもだからといって差別され、人権を奪われてる現実は、育ちの中でさまざまな差別を生み、容認する社会を準備し、再生産してしまうのに、幼いというだけで『黙ってろ』という構えを大人が続けたら、差別は減らない。」
子どもの人権を尊重することに知らんぷりでは、差別主義と闘う資格はない。今氏の指摘は鋭い。DV・セクハラ・パワハラ・虐待は続く。真の差別主義者への戦いは、子どもの人権を尊重することから始まる。
 幼稚園・保育園・こども園の自由な保育で育った子どもたちが、小学校入学と共に、規律の中に入ったら、不登校が増えることが指摘された。子どもにも人権があること、憲法を学ばせることが一番である。子どもの人権を尊重すれば、相手のことを思いやる心が自然と育ってくる。音楽・芸術の世界でも「言うことを聞け」では、優れた音楽家・芸術家は育たない。互いに人権・個性を認め合うことによって、優れた人材は育つ教育に変わる時である。
 名古屋芸術大学の教職員・学生・保護者・卒業生の皆さん、連帯して、大きな力になって、來住氏のセクハラ事件を風化させないため、どんどん行動していただくことを切望する。

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