音楽ジャーナリズムが奮起してほしい
音楽ジャーナリズムが上野学園大学問題に対して、奮起してほしい。今まで、上野学園大学で何が起こったか。全てを取り上げ、音楽関係者たちの前に明らかにしてほしい。そうでないと、音楽関係者たちの関心も高まらない。音楽関係者たちでも、創造を絶するような創業家、石橋家の無茶苦茶ぶりを明らかにして、日本の音楽大学・音楽教育の在り方を問い直してほしい。
所蔵していたバッハの自筆譜売却問題に始まり、石橋家による法人私物化がいかに進んでいたか。横山幸雄が身を投げ出して告発した。自分たちが経営する企業と法人とが癒着していたこと。経営陣として多額の給与をわがものとして、平然と私物化を進めた。経営不適格とされれば、自分たちがうまい汁を吸うために、大学を潰すことも平気である。学部長を務めた村上曜子も告発に乗り出した。石橋家は、良心から立ち上がった2人を追放した。
大学廃学反対に立ち上がった上尾信也に対して、国際的なシューマン学者、学長の前田昭雄を利用して、論文を盗作呼ばわりさせて、追放するようなこともした。石橋メモリアルホール売却にも反対したことも気に入らなかった。石橋メモリアルホールは大学の魂ではないか。それだけ大切なホールすら簡単に売却するようでは、創業家失格である。
上野学園大学問題は、日本の音楽界にとって重大である。これだけ重大な問題を音楽界は見て見ぬふりをしていいだろうか。してはいけない。どんどん取り上げて、追及すべきである。音楽ジャーナリズムが本腰を上げて、上野学園大学問題を取り上げ、音楽界全体に全てを知らせる時である。何が起こっていたかを知らせることではないか。ジャーナリズムの使命である。
日本の音楽学の父、兼常清佐が設立にも関与した大学を、自分たちの私利私欲のために簡単に潰そうとする創業家に、教育者の資格があるだろうか。武川寛海が、アントン・シントラー、ロマン・ロランが作り上げたベートーヴェン神話を崩さんとして、学生たちに問いかけて来た大学でもある。重要な役割を果たした大学を潰せるか。
ベートーヴェン研究では第1人者だった児島新は、武蔵野音楽大学教授として、武川が成しえなかったものを残した。それが平野昭、土田英三郎、西原稔などに受け継がれてきた。児島も武蔵野音楽大学の経営近代化問題に携わり、経営問題にも言及していた。今思うと、53歳という没年は早すぎた。
それにしても、シューマン学者としての前田の名声に傷をつけた石橋家の罪は重い。シューマン研究で素晴らしい業績を残した人だけに、上野学園大学学長になるべきではなかったかもしれない。
所蔵していたバッハの自筆譜売却問題に始まり、石橋家による法人私物化がいかに進んでいたか。横山幸雄が身を投げ出して告発した。自分たちが経営する企業と法人とが癒着していたこと。経営陣として多額の給与をわがものとして、平然と私物化を進めた。経営不適格とされれば、自分たちがうまい汁を吸うために、大学を潰すことも平気である。学部長を務めた村上曜子も告発に乗り出した。石橋家は、良心から立ち上がった2人を追放した。
大学廃学反対に立ち上がった上尾信也に対して、国際的なシューマン学者、学長の前田昭雄を利用して、論文を盗作呼ばわりさせて、追放するようなこともした。石橋メモリアルホール売却にも反対したことも気に入らなかった。石橋メモリアルホールは大学の魂ではないか。それだけ大切なホールすら簡単に売却するようでは、創業家失格である。
上野学園大学問題は、日本の音楽界にとって重大である。これだけ重大な問題を音楽界は見て見ぬふりをしていいだろうか。してはいけない。どんどん取り上げて、追及すべきである。音楽ジャーナリズムが本腰を上げて、上野学園大学問題を取り上げ、音楽界全体に全てを知らせる時である。何が起こっていたかを知らせることではないか。ジャーナリズムの使命である。
日本の音楽学の父、兼常清佐が設立にも関与した大学を、自分たちの私利私欲のために簡単に潰そうとする創業家に、教育者の資格があるだろうか。武川寛海が、アントン・シントラー、ロマン・ロランが作り上げたベートーヴェン神話を崩さんとして、学生たちに問いかけて来た大学でもある。重要な役割を果たした大学を潰せるか。
ベートーヴェン研究では第1人者だった児島新は、武蔵野音楽大学教授として、武川が成しえなかったものを残した。それが平野昭、土田英三郎、西原稔などに受け継がれてきた。児島も武蔵野音楽大学の経営近代化問題に携わり、経営問題にも言及していた。今思うと、53歳という没年は早すぎた。
それにしても、シューマン学者としての前田の名声に傷をつけた石橋家の罪は重い。シューマン研究で素晴らしい業績を残した人だけに、上野学園大学学長になるべきではなかったかもしれない。
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