スケルツォの極意

 テレビ朝日「題名のない音楽会」、今回はスケルツォを取り上げた。古典主義の交響曲、室内楽曲、ソナタなどでは宮廷音楽の名残、メヌエットが中心だった。ベートーヴェンはスケルツォに変え、音楽的密度を高めた。  スケルツォは冗談、滑稽という意味のイタリア語で、バッハ、パルティータ第3番でスケルツォを取り入れている。まだ、メヌエット風な面も残っ…

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